結婚式の着物って！？留袖編｜KIMONOBI先生｜その4　着物のあれこれお教えします。

フォーマル着物にあわせる帯について

Q:　秋に娘の結婚式を予定してます。親族のみの内輪での披露宴にすることになりましたので、洋装で参列するつもりでした。
しかし、荷物を整理していて亡くなった母が着ていた留袖をみつけました。私自身の結婚式に着用してくれた着物です。
母が着ていた留袖を着用することで、「母も一緒に参列していることになるのではないかな。」と。
また娘を大切に思う気持ちを伝えたいと思い、母の留袖を着用することにしました。
今回の相談は、フォーマルな着物に合わせる帯についてです。嫁入りの際に用意してくれた着物や帯は、50代後半の私が着用するには、どれも鮮やかすぎるのです。
母の持っている帯を合わせてもいいのですが、留袖しか合わせられないような重厚な帯なのです。
今回、留袖だけでなく、色無地や訪問着等　フォーマルな席に着回しできる帯を購入したいと思っています。
金銀糸を使用した袋帯ならいいのでしょうか？色目やデザイン？文様？など、どのようなものを選べばいいのでしょうか？
教えてください！kimonobi先生！

A:ご質問は留袖にもフォーマルな着物にも合わせられる帯のご紹介でよろしいでしょうか？

ご質問の方と同じお考えをお持ちの方は、結構いらっしゃいますよ。そもそも留袖はミセスの第一礼装ですので、昔は合わせる帯といえば丸帯でした。広い幅で
織り上げ、真ん中で折って使いますので裏側にも柄があります。
現在では、丸帯を簡略化し裏側が無地の袋帯が全盛となっています。

留袖やフォーマル着物のあわせるには、袋帯で格の高い柄を金糸銀糸で織り込んだタイプが最もポピュラーです。しかし、なかなかほかのものと兼用はできません。

ですが、私ども桝屋髙尾の帯「ねん金綴錦」は、金糸銀糸をふんだんに使いながら、ギラギラしすぎず、さりげなく上品であるという特徴でいろんな着物に合わせやすいと喜ばれてきました。
ですので、桝屋髙尾「ねん金綴錦」をご購入頂く際の動機づけで最も多いのが、留袖用の帯の買い換えの需要なのです。

ここでお留袖の着用シーンを想像してみましょう。

 お留袖を着用する機会の代表が結婚式ですね。 そこに集まる親族の顔ぶれはいつも同じです。 そして、皆さん同様にお嫁入りに持ってきた着物はいざ着る時期がやってくると 少々お派手に見えるものです。 
ご自身のご兄弟、同年代の親戚の場合で、おおむね時を同じくしての結婚となる場合は、間髪を入れず着用機会がやってきます。（ただこれも個人差が多いので何とも申し上げられませんが。）
 ところが、今回のように一世代下となると、どうしても 「少々お派手かしら?」 と考えてみたくなるのも当然です。 そして、もう一つお留袖を着る機会で最も大きな特徴は、いつも同じ顔触れの方々とお席につくということです。 そうなると、着物や帯を変えてみたくなるのは自然な流れです。
 
そして、こう考えます。 着物や帯をすべて新調するのは物入りだわ。せめて帯だけでも なかでも、留袖以外にも使えたらこの上ない。 大体このような経過をたどりご購入の検討となると思います。 

ではこの時、なぜ桝屋髙尾の帯をよく選んで頂いてるか？ 
それは、素材感を特徴とし柄で格調を表現するのとは違う強みを持っているからです。 柄が一切ない「段霞文」というスタンダードな帯もお留袖にお締め頂くことができるのです 。

桝屋髙尾のコレクションのなかでも上質な素材感を第一の特徴とし、いろんな着物に合わせやすくシンプルかつ格調高い柄付けで厳選し選りすぐったのがKYOTO TAKAO BASICで提案しているKISEKIシリーズの帯です。 
吉祥文様ですがさらりと重くならず、 色無地や付け下げ、訪問着などにもぴったりです。 
子供が結婚するということは、その先にお孫さんが見えてきます。 そのお孫さんのお宮参りか始まって入学卒業となると、ちょっと控えめにお色無地がお薦め。 それらすべてが一本の帯でいけるのです。 

それはどの帯か？ KYOTO TAKAO BASICの「KISEKIシリーズ」です。 

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