色無地って！？KIMONOBI先生｜その２５　着物のあれこれお教えします。

Q:この度　娘の結婚が決まりました。
花嫁道具は、新生活に必要なものだけでいい！と娘に宣言されてしまいました。新居となる2LDKのマンションには昔ながらの箪笥や鏡台は必要ないし、娘の言い分もわかるのです。
しかし、花嫁の母として、荷物を揃える楽しみを奪われたようで、寂しい気持ちです。

ただ、嫁ぎ先のお母様が着物がお好きなようで、何かしらの着物一式は用意することになりました。

立派な高額な着物は、着る機会も無いし、いらないんじゃないかと思い、嫁ぎ先のお母様と打ち合わせの際にお聞きしたところ「お色無地がいいんじゃないかしら？」と言われました。

そこで、質問です！

どんな色無地を選べばいいでしょうか？色無地は、カジュアルにもフォーマルにも使える万能選手だとききます。
でも、生地や家紋を入れたり入れなかったり等　気をつけないといけないことも多そうです。

kimonobi先生！色無地の着用シーンと、選び方を教えてください！！！

A:はーい！畏まりました！

色無地は無地に始まり無地に終わると言われるくらい、これ一枚持っておけば安心というアイテムです。そして、帯の種類によって幅広く着こなすことが出来ます。
フォーマルにおいては、お喜び事から不祝儀まで。フォーマルではない場面でもカジュアルな帯をコーディネートすることで着用な万能選手です。

色無地にも色々な生地がありますが、現代のテイストに合わせると様々な文様が地紋として織り上げられた色無地も素敵ですね。

紋についてですが、幅広いシーンで着用するならば、昔ながらの染めヌキ紋より縫い紋を着物の色と合わせてお作りになられるのがとても便利です。
縫い紋ですと、必要でないときにも目立たないので、おしゃれさに貢献します。
定義上染めヌキ紋でもいいのですが、やはり現実は晴れがましく感じます。

そしてさらには、KYOTO TAKAO BASICが提供するお色無地は、格が上がるさらりとした訪問着。
KYOTO TAKAO BASIC は、お客様のようにこの一式さえあれば、どんな時にも、どんな場においても恥ずかしくない装いをご提案いたしております。

この頃は、和装業界の不祝儀においても洋装が目立ちます。訪問着は、不祝儀には難しいですが、その分お喜びでのより晴れやかさが現れます。
KYOTO TAKAO BASICでは、帯締め・帯揚げの小物のレンタルまで含め、コーディネート一式をご提案いたしております。

ぜひご覧くださいませ。