美しい道具たちー手描京友禅ー

京友禅ができるまでの制作工程

１・企画考案➡きものの模様、配置、色彩を考えます。
２・ゆのし（下のし）➡きもの生地の長さ、幅を蒸気で整えます。
３・検尺、墨打ち➡生地の長さを計り、きものの各部分に割り振り印付けします。
４・下絵羽➡きもの寸法に裁断、仮縫いします。
５・下絵➡意匠図案を下絵羽の生地に描きます。
６・糊置き（糊糸目）➡下絵に沿って防染のための糊を置きます。
７・挿友禅➡模様に染色します。
８・蒸し➡挿友禅の色を定着させるために蒸気で蒸します。
９・伏せ糊➡模様部分に防染のための糊を置きます。
１０・地染め➡刷毛で地色を引き染めします。
１１・蒸し、水元➡蒸気で蒸して地色染料を定着させ、水で防染糊を落とします。
１２・ゆのし（中のし）
１３・金彩➡様々な色合いの金箔を貼ります。
１４・刺繡➡模様に絹糸、金銀糸などで刺繡します。
１５・ゆのし（上げのし）
１６・地直し➡きもの全体を確認し、染料汚れなどを修正します。
１７・仕上げ➡きものを最終的に確認、足りない部分に加工を施します。
１８・上げ絵羽➡きものの形に仮縫いします。

紋を入れる場合は、紋糊をおき、仕上げに紋上絵付けします。

全ての工程作業は、分業されており専門の技術者（職人）が行っています。